皆さんは、スマホの会社で契約をして利用していますか?
ほとんどの方は、大手キャリアと呼ばれるdocomo、au、Softbankの3社を契約していることが多いのではないでしょうか。
しかし、ここ数年で大手キャリアではない、第二の選択として格安SIMと呼ばれる会社と契約をしてスマホを利用している方も増えているのではないでしょうか。
MMD研究所の調べでは、2020年3月時点では、格安SIMの利用者数は、20.4%となっており、5人に1人がメイン回線として格安SIMを利用しているとの統計が出ています。

しかし、格安SIMを利用していない方にとっては、格安SIMって何なの?メリットとデメリットはあるの?という疑問もあると思います。
今回のブログでは、大手キャリアと格安SIMの違いについてご紹介をしながら、メリットとデメリットについてご紹介していきます。最後までぜひご覧ください。
大手キャリアとは?
スマホのキャリアとは、携帯電話の通信サービスを提供する通信事業者のことを言います。日本では、docomo、au、Softbankの3社のことです。
大手キャリアの3社は、自社で回線を持っており、全国に電波の橋渡しをする基地直を所有しています。鉄塔やビルなど形はさまざまですが、みなさんの住んでいる地域にも必ずあることでしょう。
また、2020年3月から提供されている楽天モバイルは第4のキャリアとして位置付けられており、今後の成長と自社回線エリアの拡大が期待されています。
格安SIMとは?
格安SIMとは、大手キャリアの回線を間借りして運営をしている会社のことを言います。つまり、自社で基地局を持たない会社で携帯電話サービスを提供している会社が格安SIMという位置付けになります。
格安SIMの「格安」は、大手キャリアに比べて圧倒的に安い料金で提供されているからです。また、会社によっては、2つ以上の回線を間借りして運営している格安SIMもあります。
大手キャリアのメリットとデメリットは?
まず初めに、大手キャリアのメリットをご紹介していきます。ご紹介したいデメリットは大きく3つあります。
- 安定した通信回線
- 全国に展開された実店舗
- 最新のiPhoneを購入することができる
安定した通信回線
大手キャリアは常に安定した回線と通話品質を提供しています。特に回線速度は、ゲームや動画のローミング等に影響を及ぼすため、安定した回線が必要です。
もちろん時間帯によって利用者が増える場合は回線速度が落ちる傾向にあります。しかし、各社下り100Mbps、上り30Mbps程度の速度を提供しています。
ローミングで重要なのは、下り回線の速度であり、この回線速度は、自宅で利用している固定回線と同等程度の回線速度です。
全国に展開された実店舗
大手キャリアは全国に携帯ショップを構えており、3社とも全国に2000店舗以上の店舗数を構えています。また、楽天モバイルは全国に224店舗と徐々に拡大をしています。
また、実店舗の特徴は契約を店舗ですることが可能で、プランや端末に関することを直接店員から聞くことができます。また、スマホのテクニカル的なサポートも受けることが可能です。
最新のiPhoneを購入することができる
大手キャリアでは、最新のiPhoneを購入することができます。特に、フラグシップモデルやハイエンドモデルの最新iPhoneは、大手キャリアかApple Storeでしか購入ができません。
また、キャリア独自の端末保障へ端末購入時に入ることができます。docomoは、独自のケータイ保障サービスがあり、auとソフトバンクでは独自のAppleCareがあります。
せっかく最新のiPhoneを購入しても故障して利用できなくなるのはつらいですよね。それを回避するためにもキャリアの端末保障に入るのがおすすめです。
続いて大手キャリアのデメリットをご紹介したいと思います。ご紹介したいデメリットは2つあります。
- 毎月の利用料金が高額
- 大手キャリアで購入した場合にはSIMロックがかかっている
毎月の利用料金が高額
大手キャリアでは、月々の料金が高額になる傾向にあります。基本料金や端末代金、オプションサービスを付けると1万円を超えるのがほとんどではないでしょうか。
私自身もdocomoで契約をしていますが、iPhoneの端末代金にかけ放題、大容量データの契約で12,000円程度の支払いをしています。
MMD研究所の調べでは、約50%違いユーザーが7000円以上の契約料金を支払っており、5000円以上に絞ると72.2%になるため、ほとんどのユーザーが毎月5000円以上を支払っている計算です。
大手キャリアで購入した場合にはSIMロックがかかっている
大手キャリアで購入をした端末は、iPhoneとAndroidどちらであってもSIMロックがかかっています。そのため、SIMロックがかかっている場合は同じ回線のみでしか利用することができません。
例えば、大手キャリアで購入したiPhoneをそのまま利用して、格安SIMなどの他社に乗り換えようとした場合は、同じキャリアの回線を利用するかSIMロックを解除しなければなりません。
SIMロック解除には、ネットや店舗で行う必要があります。また、店舗での解除は別途手数料が発生する場合があるため、注意が必要です。
格安SIMのメリットとデメリットは?
まず初めに、格安SIMのメリットについてご紹介していきます。格安SIMのメリットは、2つあります。
- 毎月の利用料金が格安
- 1社でキャリアすべての回線を選択することができる場合がある
毎月の利用料金が格安
格安SIMは、大手キャリアに比べると圧倒的に安い料金で利用することができます。平均的に見ても2000円~3000円程度で利用することができます。
例えば、Y!mobileなら月額1,480円から利用することが可能で、10分間無制限かけ放題もついてくるため、かけ放題を利用したい方にもおすすめです。
また、サブ端末としてiPadや2台目以降のスマホを持ちたい方には、データSIMもおすすめです。データSIMは、通話ができない代わりに、音声通話SIMより500円程度安く契約をすることができます。
SNSやアプリの利用がメイン方や普段電話をしない方、iPad等のタブレット端末に利用したい方はデータSIMを契約するのがおすすめです。
1社でキャリアすべての回線を選択することができる場合がある
格安SIMの中には、大手キャリアの回線を1回線のみではなく複数回線の提供をしている会社が多く存在します。
例えば、mineoやLINEモバイルはdocomo、au、Softbankすべての回線を提供しています。そのため、大手キャリアから乗り換えた場合でもSIMロック解除などに即対応することができます。
続いて、格安SIMのデメリットについてご紹介していきます。格安SIMのデメリットは、2つあります。
- 回線が大手キャリアに比べると安定しない
- 実店舗が少ない場合が多い
回線が大手キャリアに比べると安定しない
格安SIMの回線は大手キャリアに比べると速度が安定しないと言われています。これは、大手キャリアの回線を間借りして運営しているのが要因としてあります。
例えば、高速道路は車線が多いほうがたくさんの車が通行可能で、渋滞も発生しにくいですが、車線の少ない高速道路でたくさんの車が通行すると渋滞を引き起こします。
格安SIMでは、割り振られている回線の数が決められているため、契約者が多くなればなるほど、回線の速度を分け合う形になるため、回線の遅延が起こりやすくなります。
実店舗が少ない場合が多い
格安SIMは、コストを抑えるために実店舗での運営を控えて、インターネットでの契約を主としています。
そのため、プランについて詳しくスタッフに直接聞くことや、契約の手続きをしてもらうことが困難です。また、トラブルが起こった場合でも自分で基本的に対処をしなければなりません。
格安SIMで自分以外の人からトラブルの対処をしてほしい場合は、チャットサービスの利用や遠隔サポートのオプションに加入をしておく必要があるため、要注意です。
まとめ
皆さんいかがでしたか?大手キャリアと格安SIMの違いやメリットデメリットについて少しはご理解いただけましたでしょうか。
それぞれの良いところを理解したうえで、自分に合った会社を選択してみてください。また、現在のプランが合わないと思う方はぜひ乗り換えの検討をしてみてください。
今後もスマホ等のネットに関する有益な情報をどんどん発信していきたいと思いますので、これからもぜひご覧ください。宜しくお願い致します!