UQモバイルは、KDDIグループ傘下のUQコミュニケーションズが提供する格安SIMです。auのサブブランドとして、UQWiMAXとともに広く周知をしている商品ですが、今回新料金プランの提供が発表されました。
MMD研究所が発表した調べでは、UQモバイルをメイン回線として利用しているユーザーは全体の3.0%とワイモバイルの半分以下のユーザー数です。
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https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1893.html
MMD研究所より引用
しかし、回線祖度で比較すると下り回線はワイモバイルが最大実測値、終日平均実測値をどちらもUQモバイルが上回る数値をマークするなど、格安SIM業界No.1の回線速度を誇っています。
UQモバイルでは、料金プランの安さ、格安SIM業界No.1の回線速度、ワイモバイルに引けを取らない知名度を誇り、人気を集めています。
今回は、UQモバイルの魅力を徹底解説しつつ、現行プランの概要と新料金プランの概要、ワイモバイルとの比較結果をご紹介していきます!
現行プランの概要
UQモバイルは2種類のプランから契約することができます。
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https://www.uqwimax.jp/mobile/plan/smart/
UQモバイルより引用
- Sプラン―基本料金:1,980円 データ容量3GB
- Rプラン―基本料金:2,980円 データ容量10GB
金額も1,980から利用可能と他の格安SIMと同等程度の金額で提供されています。また、プランが2種類しかないこともシンプルでわかりやすいため評価することができます。
通話オプションを契約したい方は3種類の中から選択することが可能です。
- 無制限国内通話かけ放題(月額1,700円)
- 国内通話10分かけ放題(月額700円)
- 1か月の間に最大60分の国内通話が定額(月額500円)
データ容量は、少しの利用しかしない方はSプランを、大容量で利用する方はRプランを契約するのがお勧めです。また、余ったデータは翌月に繰り越し可能です。
UQモバイルには意図的に低速状態にすることで無制限利用を可能にする節約モードも搭載しており、Sプランでは最大300Kbps、Rプランでは最大1Mbpsにて利用することができます。
また、UQモバイルはauのサブブランドという強みを生かし、通話オプションご加入時に「au ID」の登録を合わせてすることでデータ容量が増量します。通話オプション加入の方はぜひ一緒に登録をしてください。
- Sプラン―月間データ容量:3GBが4GBに増量
- Rプラン―月間データ容量:10GBが12GBに増量
新料金プラン発表の背景
UQモバイルの新料金プラン「くりこしプラン」を発表しましたが、その背景にはauのオンライン専用プラン「povo」の発表と対ソフトバンクの構図が見えます。
ソフトバンクは、3ブランド(ソフトバンク、ワイモバイル、Softbank on LINE)の3体制を発表しましたが、KDDIも3ブランド(au、UQモバイル、povo)の3体制となります。
povoは、ドコモのahamoやソフトバンクのSoftbank on LINEに対抗する料金に対して、UQモバイルは、ワイモバイル及び格安SIM各社に対抗した料金プランになっています。
新料金プランの概要
UQモバイルの新料金プラン「くりこしプラン」は全部で3種類となり、現行のプランより1種類増える形になりました。申し込み受付は2021年2月1日から可能です。
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https://www.uqwimax.jp/mobile/plan/kurikoshi/
UQモバイルより引用
- くりこしプランS―基本料金:1,480円 データ容量3GB
- くりこしプランM―基本料金:2,480円 データ容量15GB
- くりこしプランL―基本料金:3,480円 データ容量25GB
新料金プランでは、月額料金1,480円から利用することができるようになりました。これは、現行プランより500円安く利用することが可能です。
さらに、MプランとLプランは、他社の格安SIMに比べると圧倒的に安く利用できます。他社の格安SIMでは、20GBプラン等を契約すると5,000円程度の料金がかかるため、中容量で契約したい方にもおすすめです。
また、現行プランと同じく余ったデータは翌月に繰り越し可能です。低速時&節約モード時には、くりこしプランSは最大300Kbps、くりこしプランMとLは最大1Mbpsで利用することができます。
通話オプションは現行プランと同じく3種類から選択することができますが、料金が若干変更されているため注意が必要です。
- 無制限国内通話かけ放題(月額1,870円)
- 国内通話10分かけ放題(月額770円)
- 1か月の間に最大60分の国内通話が定額(月額550円)
ワイモバイルの新料金プランと比較!
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https://www.softbank.jp/corp/news/press/sbkk/2020/20201222_01/
Softbank“ワイモバイル”、5Gサービスを提供開始より:引用
UQモバイルもワイモバイルも同じく料金プランは3種類からとなりました。
月額の利用料金は、割引なしで考えると300円~500円程度のUQモバイルのほうが安く利用することができます。しかし、おうち割光セットや家族割引を適用すると、ワイモバイルのほうが若干安くなる場合があります。
データ容量はワイモバイルが3GB、10GB、20GBに対して、UQモバイルが3GB、15GB、25GBと5GB程度多く利用することができます。
低速時の回線速度はどちらも同じですが、UQモバイルは節約モードを利用できる等、回線に対する自由度はUQモバイルのほうが高いと言えます。
通話オプションは、ワイモバイルが2種類に対してUQモバイルが3種類と僅かに選択肢は広くなります。しかし、各種料金は若干ワイモバイルのほうが安くなるため、通話料金はワイモバイルのほうが安くなります。
5G通信に関しては、ワイモバイルは提供開始から即対応しているのに対して、UQモバイルは夏ごろから対応のため、5Gを即利用したい方にとってはワイモバイルのほうがおすすめです。
このように総合的に考えたときに、割引や通話オプションを組み合わせて利用する場合は、ワイモバイルがおすすめです。しかし、データ容量や最安値にこだわりたいユーザーはUQモバイルがおすすめです。
まとめ
UQモバイルの現行プランと新料金プランについて詳しく解説させていただきました。今回の発表は、大手キャリアや格安SIMに対抗した料金発表となりました。
格安SIMでありながら大手キャリアと同等品質を提供するUQモバイルはワイモバイルと同じ存在になれるのか注目です。
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