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Rakuten UN-LIMIT Vを徹底解説!楽天モバイルは大手キャリアに対抗できるのか!?

https://network.mobile.rakuten.co.jp/?l-id=gnavi_logo

楽天モバイルより引用

楽天モバイルは、もともとauとdocomoから回線を間借りして運用をしていた格安SIM会社でした。しかし、2019年に楽天モバイルは大手キャリアへの参入を発表しました。

そして、2020年の4月から「Rakuten UN-LIMIT」の提供を開始しました。さらに、現在では5G対応の「Rakuten UN-LIMIT V」へと移行がされました。

私自身も楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT V」をサブ端末として運用をしております。今回は概要や注意点、課題点などについてご紹介していきます。

Rakuten UN-LIMIT Vのサービス概要

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楽天モバイルより引用

Rakuten UN-LIMIT Vは、月額2,980円から利用することができます。提供されている回線は、楽天自社回線とパートナー回線(au回線)の2本です。

楽天の自社回線内では、データ無制限で利用することができます。5G対応エリアでは5Gの利用も可能です。ほかの大手3キャリアの大容量プランや使い放題プランと比べると約70%も安く利用することができます。

また、パートナー回線では毎月5GBのデータ容量が割り当てられており、格安SIMの5GB~6GBくらいのデータ容量を契約する場合、約2,000円程度発生するため、パートナー回線狙いでもおすすめです。

Rakuten UN-LIMIT Vは、国内通話かけ放題も月額2,980円の中に含まれています。楽天の通話専用アプリ「Rakuten Link」を利用することで、かけ放題利用をすることができます。

さらに、楽天モバイルは、世界初の完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワークを採用しており、契約事務手数料も0円で契約することができます。

1年間無料サービスとポイント還元について

楽天モバイルは、サービス内容に対して破格の料金プランを実現しました。今までの大手キャリアでここまでの安い金額を実現したことはありませんでした。

そして、楽天モバイルは提供開始から300万人を対象として、1年間無料キャンペーンを展開しています。これにより多くのユーザーが乗り換えを実施したと予想されています。

2020年12月30日付の最新情報では、楽天モバイルの申し込みユーザーが200万件を突破したと同社から発表されました。

残りの無料サービス期間内の契約件数が少なくなっていることを考えると、楽天モバイルを利用してみたい方は残りの期間内に契約するのがおすすめです。

また、楽天モバイルでは楽天ポイントの還元をたくさん得ることができます。例えば、端末購入と楽天モバイルのセット契約を行うことで楽天ポイントを最大28,000ポイント還元されます。(2021/1/1時点)

楽天モバイルの基本料金及び端末料金については楽天カードでの決済が可能です。支払いには楽天ポイントの利用をすることもできます。

さらに、楽天モバイルとセット契約をすることで、1年間無料で利用できる楽天ひかりもあります。固定回線もタダで利用したい方には、楽天モバイルと楽天ひかりのセットがお勧めです。

このように、楽天モバイルは楽天ポイントの恩恵をたくさん受けられ、楽天グループのサービスと関連づけることでさらにお得な利用方法ができます。

Rakuten UN-LIMIT Vの今後の課題

ここまでは、楽天モバイルのいい側面をたくさんご紹介してきました。しかし、楽天モバイルには課題がまだまだ混在しています。大きな課題点は3つあります。

  • 楽天回線エリアの拡大とau回線の終了
  • 楽天回線エリアの安定性
  • 「ahamo」やソフトバンク新料金プランに対抗できるのか

楽天回線エリアは、人口カバー率が2021年夏ごろには96%を達成する見込みと発表されています。しかし、それに伴いau回線のローミング終了を進めています。

楽天モバイルとKDDIのローミング契約期間は2019年10月1日から2026年3月31日までと定められています。楽天回線エリアの人口カバー率が70%を超えるとローミングが終了すると取り決めがあります。

また、楽天回線エリアは他社の大手キャリアに比べると回線が安定しません。楽天モバイルがメインとして利用されている周波数帯は、1.7GHz帯ですが、他社キャリアが利用するプラチナバンドの回線に比べると見劣りしてしまいます。

私自身も楽天モバイルを利用するユーザーの1人ですが、回線の不安定さは日々感じています。自宅周辺はパートナー回線エリアですが、十分au回線で利用することができています。

しかし、職場周辺の楽天回線エリアでは繋がりにくさを感じることがあります。そのため、au回線のローミング終了になった場合、楽天自社回線のさらなる安定は重要課題といえます。

2020年12月に発表された、大手キャリア各社の新料金プランにどう対抗するのかも大きな課題となっています。

20GBの大容量プランと、安定した回線速度、5分間のかけ放題プラン、5G対応などのサービスを兼ね備えており、料金は「Rakuten UN-LIMIT V」と同額の月額2,980円での提供です。

また、新料金プランの提供は2021年3月ごろと発表されており、「Rakuten UN-LIMIT V」の1年無料期間が終了するユーザーが増えてくる頃合いです。

無料期間終了に新料金プランへ多くのユーザーが流れると予想されています。顧客流出をいかにして止めるかも今後の課題になります。

まとめ

今回は楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT V」について徹底解説をしました。1年間無料でこのコスパはとてもおすすめであると言えます。

しかし、課題も山積みであることも事実であり、これからどの様な方針で大手キャリアに対抗していくのか注目です。

大手3キャリアと言われ続けた時代からついに第4のキャリアとして登場した楽天モバイルには、今後も期待していきたいと思います。